サブネット計算は、CCNA(200-301)の土台となる重要なスキルです。IPアドレスの問題だけでなく、ルーティングやACLの問題でも使うため、素早く正確に計算できるかどうかが得点に直結します。
この記事では、サブネット計算の基本と、試験で使える素早い計算方法を、例題とあわせて解説します。
先に結論から
- サブネット計算は「ブロックサイズ(256 − サブネットマスクの値)」を使うと素早く解けます。
- /24〜/30のマスクと、ブロックサイズ・使えるホスト数の対応を覚えておくと、ほとんどの問題をすぐに解けます。
- ネットワークアドレスは、IPアドレスをブロックサイズの倍数に切り下げた値、ブロードキャストアドレスは次のネットワークアドレスの1つ手前です。
- 使えるホスト数は「2のホスト部のビット数乗 − 2」で求めます。
まず覚えたい対応表
| プレフィックス | サブネットマスク | ブロックサイズ | 使えるホスト数 |
|---|---|---|---|
| /24 | 255.255.255.0 | 256 | 254 |
| /25 | 255.255.255.128 | 128 | 126 |
| /26 | 255.255.255.192 | 64 | 62 |
| /27 | 255.255.255.224 | 32 | 30 |
| /28 | 255.255.255.240 | 16 | 14 |
| /29 | 255.255.255.248 | 8 | 6 |
| /30 | 255.255.255.252 | 4 | 2 |

ブロックサイズを使った計算方法
サブネットの区切りが入っているオクテットのマスクの値を256から引くと、ブロックサイズ(1つのサブネットの大きさ)が分かります。ネットワークアドレスは、そのオクテットでブロックサイズの倍数ごとに並びます。
例題:192.168.10.77/27 のネットワークアドレスとブロードキャストアドレス
- /27のマスクは255.255.255.224。ブロックサイズは 256 − 224 = 32
- 第4オクテットのネットワークは 0、32、64、96…と32ごとに並ぶ
- 77は64と96の間なので、ネットワークアドレスは 192.168.10.64
- 次のネットワークは96なので、ブロードキャストアドレスはその1つ手前の 192.168.10.95
- 使えるホストアドレスは 192.168.10.65〜192.168.10.94 の30個
例題:172.16.45.10/20 のネットワークアドレス
- /20の区切りは第3オクテットにあり、マスクは255.255.240.0。ブロックサイズは 256 − 240 = 16
- 第3オクテットのネットワークは 0、16、32、48…と16ごとに並ぶ
- 45は32と48の間なので、ネットワークアドレスは 172.16.32.0
- ブロードキャストアドレスは次のネットワーク(172.16.48.0)の1つ手前の 172.16.47.255

必要なホスト数からマスクを選ぶ
「60台のホストが接続できる最小のサブネットは?」という問題では、使えるホスト数が60以上になる最小のマスクを選びます。対応表から、/26(62台)が答えです。/27(30台)では足りません。
素早く解くためのコツ
- 2のべき乗を覚える:2、4、8、16、32、64、128、256はすぐに出てくるようにしておきます。
- マスクの値を覚える:128、192、224、240、248、252、254、255の並びを覚えておくと計算が速くなります。
- 毎日少しずつ解く:1日10問を続けるだけでも、数週間で計算の速さが大きく変わります。
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よくある質問
/26で使えるホストの数はいくつですか?
62個です。ホスト部が6ビットなので、2の6乗の64から、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを引きます。
ブロックサイズはどうやって求めますか?
区切りが入っているオクテットのサブネットマスクの値を256から引いて求めます。たとえば255.255.255.224なら、256 − 224 = 32です。
/30はどんなときに使いますか?
使えるホストが2つなので、ルーター同士をつなぐ1対1のリンクによく使われます。
サブネット計算はCCNPでも使いますか?
使います。ルーティングの集約、ACL、経路のフィルタリングなどで、サブネットを素早く読み取る力が前提になります。
