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OSPFのLSAタイプ一覧|タイプ1〜7の違いとスタブエリア・NSSAとの関係

2026 11/07
資格コラム
2026年11月7日
OSPF LSAタイプ一覧

OSPFでは、ルーター同士がLSA(Link State Advertisement)という情報を交換して、ネットワーク全体の地図を作ります。LSAにはいくつかの種類があり、どのルーターが作り、どこまで届くのかを理解することが、CCNP ENCORやENARSIの対策では欠かせません。

この記事では、OSPFのLSAの種類と、スタブエリアやNSSAといったエリアの種類との関係を整理します。

先に結論から

  • 試験でよく問われるLSAは、タイプ1・2・3・4・5・7の6種類です。
  • タイプ1・2はエリアの中だけ、タイプ3・4はエリアをまたいで(ABRが作る)、タイプ5はOSPFの外の経路(ASBRが作る)を伝えます。
  • タイプ7はNSSAの中で外部経路を運ぶためのLSAで、ABRがタイプ5に変換してほかのエリアへ伝えます。
  • スタブエリアやNSSAは「どのLSAを入れないか」で区別すると整理しやすくなります。
目次

OSPFのLSAの種類

タイプ名称作るルーター届く範囲伝える内容
1ルーターLSAすべてのルーターそのエリア内自分のインターフェースとつながっているリンクの情報
2ネットワークLSADRそのエリア内マルチアクセスのネットワークにつながっているルーターの一覧
3サマリーLSAABRほかのエリア別のエリアのネットワーク(エリア間の経路)
4ASBRサマリーLSAABRほかのエリアASBRの場所(ASBRへの到達方法)
5AS外部LSAASBROSPFドメイン全体(スタブ系エリアを除く)再配送などでOSPFの外から入ってきた経路
7NSSA外部LSANSSA内のASBRそのNSSA内NSSAの中で外部経路を運ぶ。ABRがタイプ5に変換する
OSPFのエリアとABR・ASBRの役割

LSAを理解するためのポイント

タイプ1・2:エリアの中の地図

タイプ1はすべてのルーターが作り、自分のリンクの状態を伝えます。イーサネットのようなマルチアクセスのネットワークでは、DR(代表ルーター)がタイプ2を作り、そのネットワークにどのルーターがつながっているかを伝えます。どちらもエリアの外には出ません。

タイプ3・4:エリアをまたぐ情報

エリアの境界にいるABRは、あるエリアの経路をまとめてタイプ3としてほかのエリアに伝えます。また、外部経路を持ち込んでいるASBRが別のエリアにいる場合、ABRはタイプ4で「ASBRへはこちらから行ける」という情報を伝えます。

タイプ5・7:OSPFの外から来た経路

ASBRは、ほかのルーティングプロトコルなどから再配送した経路をタイプ5で伝えます。NSSAではタイプ5を受け入れないため、代わりにタイプ7で外部経路を運び、ABRがタイプ5に変換してほかのエリアに伝えます。

エリアの種類と受け入れるLSA

エリアの種類タイプ3タイプ4タイプ5タイプ7ポイント
通常エリア○○○×すべての経路を受け入れる
スタブエリア○×××外部経路の代わりにデフォルトルートを受け取る
トータリースタブエリア×(デフォルトルートのみ)×××エリア間の経路もデフォルトルートにまとめる(Cisco独自)
NSSA○××○外部経路をタイプ7で持ち込める
トータリーNSSA×(デフォルトルートのみ)××○NSSAに加えてエリア間の経路もまとめる(Cisco独自)
タイプ1・2はどのエリアでもエリア内で使われます。
OSPFのエリアの種類と受け入れないLSA

試験でよく問われるパターン

  • 「このLSAを作るのはどのルーターか」(例:タイプ3はABR、タイプ5はASBR)
  • 「スタブエリアに入らないLSAはどれか」(タイプ4・5)
  • 「NSSAで外部経路を運ぶLSAはどれか」(タイプ7)
  • show ip ospf databaseの出力から、どのタイプのLSAがあるかを読み取る問題

仮想環境でエリアの種類を変えながら、show ip ospf databaseの出力がどう変わるかを確かめると、理解が一気に深まります。

問題演習でOSPFを得点源にする

OSPFはENCOR・ENARSIのどちらでも重要な分野です。Smart InnovationのCCNP ENCOR対策問題集とCCNP ENARSI対策問題集では、出題範囲に沿った問題を解説付きで演習できます。価格や収録内容などの最新情報は、公式ショップの商品ページでご確認ください。

公式ショップでENARSI対策問題集を見る

よくある質問

タイプ3のLSAを作るのはどのルーターですか?

ABR(エリア境界ルーター)です。あるエリアの経路を、ほかのエリアに伝えるために作ります。

スタブエリアに入らないLSAはどれですか?

タイプ4とタイプ5です。外部経路の代わりに、ABRからデフォルトルートが伝えられます。

タイプ7のLSAはどこで使われますか?

NSSAの中で使われます。NSSA内のASBRが外部経路をタイプ7で伝え、ABRがタイプ5に変換してほかのエリアに伝えます。

タイプ2のLSAを作るのはどのルーターですか?

マルチアクセスのネットワークでDR(代表ルーター)に選ばれたルーターです。

あわせて読みたい:BGPのベストパス選択の順番/CCNP ENARSIの勉強方法

資格コラム
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この記事を書いた人

Smart Innovation編集部のアバター Smart Innovation編集部 IT資格対策Web問題集 編集部

IT資格対策Web問題集(CCNA・CCNP・AWS認定)を企画・制作するSmart Innovation株式会社の編集部です。資格の勉強方法や試験の仕組み、ネットワーク技術の解説を、受験する方の目線でお届けしています。
記事の監修は当社代表が行っています。代表は大手ベンダーのネットワークエンジニアとして、官公庁・医療・金融・交通・大手クラウド事業者などの大規模ネットワークの設計・構築に携わり、これまでに200名以上のCCNA合格者、20名以上のCCNP合格者の学習を支援してきました。保有資格:ネットワークスペシャリスト、CCNP Enterprise、CCNP Routing and Switching、AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト。

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