ネットワークやクラウドの資格は、社員のスキルを客観的に示せるため、資格取得を会社として支援する企業が増えています。一方で、「どこまで会社が負担すればよいのか」「教材は何を用意すればよいのか」と迷う担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、社員のCCNA・CCNP・AWS認定などの資格取得を会社で支援するときの方法と、教材の選び方、進め方のポイントを、人事・教育担当者や部門の責任者の方向けに整理します。
先に結論から
- 資格取得の支援は「受験料の補助」「教材の提供」「学習時間の確保」「合格時の報奨」の4つを組み合わせるのが一般的です。
- 教材は、社員ごとの学習状況を把握しやすく、スマートフォンでもすき間時間に学べるものを選ぶと続けやすくなります。
- 最初に「対象の資格」「期限」「費用の負担範囲」を決めて社内に示すと、制度が形だけで終わりにくくなります。
- 受験料の補助は不合格時の扱いまで決めておくと、制度を運用するときに迷いません。
会社が資格取得を支援するメリット
- 社員のスキルを客観的に示せる:提案書や入札で、担当者の保有資格を実績として示しやすくなります。
- 知識の底上げと標準化:資格の出題範囲に沿って学ぶことで、チーム全体の基礎知識をそろえられます。
- 社員の定着と意欲の向上:会社が成長を後押しする姿勢を示すことは、社員の働きがいにもつながります。

資格取得支援の主な方法
| 支援の方法 | 内容 | 決めておきたいこと |
|---|---|---|
| 受験料の補助 | 受験料の全額または一部を会社が負担する | 不合格だった場合の扱い、補助する回数 |
| 教材の提供 | 参考書、問題集、eラーニングなどを会社が用意する | 教材の種類、1人あたりの上限額 |
| 学習時間の確保 | 業務時間内の学習を一部認める | 週あたりの時間、対象期間 |
| 合格時の報奨 | 合格した社員に報奨金や手当を出す | 資格ごとの金額、支給のタイミング |
すべてを一度に整える必要はありません。まずは受験料の補助と教材の提供から始め、運用しながら見直していく企業も多くあります。
教材を選ぶときのポイント
1. 出題範囲の改訂に対応しているか
CCNAやCCNP、AWS認定は、出題範囲が定期的に改訂されます。古い教材で学ぶと、試験に出ない内容に時間を使ってしまうことがあるため、最新の出題範囲に対応しているかを確認しましょう。
2. すき間時間に学べるか
業務と並行して学ぶ社員にとって、まとまった学習時間を毎日取るのは簡単ではありません。スマートフォンでも演習できる教材なら、通勤時間や休憩時間を学習にあてられます。
3. 解説が充実しているか
問題を解いて答えを覚えるだけでは、実務で使える知識は身につきません。正解の理由に加えて、他の選択肢が誤りである理由まで解説されている教材を選ぶと、理解が深まります。
4. 社員ごとに用意しやすいか
Web形式の教材は、1人につき1つのアカウントを用意する形が一般的です。対象の社員ごとに購入・利用開始できるかも確認しておきましょう。

資格取得支援の進め方
- 対象の資格を決める:業務に直結する資格(例:ネットワーク担当ならCCNA→CCNP、クラウド担当ならAWS SAA→SAP)を選びます。
- 期限と目標を決める:「半年以内にCCNA取得」のように、期限と目標を具体的に示します。
- 費用の負担範囲を決める:受験料、教材費、不合格時の扱いをあらかじめ決めておきます。
- 教材を用意して学習を始める:社員ごとに教材を用意し、学習を始めます。
- 途中で進み具合を確認する:月に1回程度、学習の進み具合を確認すると、途中で止まってしまうのを防げます。
Smart Innovationの対策問題集を法人でご利用いただく場合
Smart Innovationでは、CCNA、CCNP(ENCOR・ENARSI・SCOR)、AWS(SAA・SAP)の対策問題集をWeb形式で提供しています。解説付きで、パソコンでもスマートフォンでも学習できます。利用者お一人につき1アカウントでのご提供です。
法人でのご購入の流れや、よくあるご質問は法人でのご利用のページにまとめています。各問題集の内容は問題集一覧からご覧いただけます。
よくある質問
資格取得の支援で、受験料は全額負担すべきですか?
決まりはありません。全額を負担する会社もあれば、合格した場合のみ負担する会社、一部だけを補助する会社もあります。不合格だった場合の扱いまで決めておくと、制度を運用するときに迷いません。
どの資格から支援を始めるのがよいですか?
社員が担当している業務に直結する資格から始めるのがおすすめです。ネットワークの担当者ならCCNA、クラウドの担当者ならAWS SAAのように、基礎となる資格から順に支援すると、社員も取り組みやすくなります。
社員の学習の進み具合はどう確認すればよいですか?
月に1回程度、学習した範囲や模擬試験の結果を共有してもらう方法が手軽です。途中で止まっている社員がいれば、早めに声をかけることができます。
Smart Innovationの問題集は複数の社員で共有できますか?
問題集は利用者お一人につき1アカウントでのご提供となります。複数の社員でご利用になる場合は、人数分をご用意ください。
